2021年11月20日土曜日

藤井竜王ってすごすぎない?

 今回は将棋の話。

今日行われた王将戦の決定者挑戦リーグにおいて藤井竜王が全勝をキープし、最終節を待たずに挑戦者決定となった。


いやはやすごすぎる


若干19歳の若者がここまで将棋界を席巻するとは思わなかった。
デビューから29連勝ではじまった伝説は数々の最年少記録を塗り替えて、いまや8つのタイトルの内、4つのタイトルを保持。
将棋界の序列にいたっては渡辺名人を上回り、全棋士のトップでもある。

挑戦者となる王将のタイトルは渡辺名人が保持している。
この二人はすでに他のタイトル戦で対戦しているが、

第91期棋聖戦:3勝1敗で藤井竜王がタイトル奪取
第92期棋聖戦:3勝全勝で藤井竜王がタイトル防衛

とまったく苦にしていない。(通算成績は藤井竜王の8勝1敗)

当の渡辺名人も手を焼いていることをYoutubeで告白している。(女流棋士・香川愛生チャンネルにて)

これ以外には竜王名人にもなった豊島九段にストレート勝ちで竜王位を奪取するなど、向かうところ敵なし状態である。

もし王将のタイトルを取ったら


気の早い話だが、藤井竜王が王将を獲得したとする。
当然のごとく最年少五冠の記録更新。

過去の五冠達成者は
  • 大山康晴(15世名人)
  • 中原誠(16世名人)
  • 羽生善治(19世名人)
とすべてが永世名人(名人位を5期保持)となっている。
過去の歴史からいくと藤井竜王もいずれは永世名人になってもおかしくはない。

将棋界には羽生九段の永世七冠という前人未到の記録があるが、超えられるとすれば藤井竜王しかいないだろう。
しかも2017年にタイトル戦が増えたおかげで永世八冠の可能性もあるのだ。
(現時点では叡王位については永世称号が無い)

永世称号を得るにはまだ5年ほどかかるだろうが、羽生九段の全盛期や藤井竜王の快進撃を見られるとは生まれてきた時代がよかったとしか言いようがない。

0 件のコメント:

コメントを投稿